心の根っこの栽培日記

セラピールーム根っこのブログです。心理ネタを中心に、日々のあれこれを書いています。

なにやってんねーん!と、怒鳴りたくなったら

[緊急速報]
本日20時8分、ペンネーム『根っこちゃん』さんのご自宅にて、切り裂き魔が現行犯逮捕されました。
犯人は、未成年の幼稚園児たこ焼きくん(仮名)。

f:id:root-of-heart:20210409225721j:plain

まだ十分履ける靴下を親指の先だけハサミで切り取り、世間に驚愕を与えました。

f:id:root-of-heart:20210409225745j:plain

動機は、「爪がのびているか見たかった」とのこと。
いけないことをしているという認識はあり、故意的な犯罪とみられます。
以上、現場からでした。

◆   ◆   ◆   ◆   ◆

という事件が先日ありました。
なーにやっとんじゃー!!!と叫びそうになりました。

こんな風に、子どもがどう考えても怒られるようなことをして、親はもれなく瞬間湯沸かし器となって怒鳴る、というのは珍しくないのではないでしょうか。
イライラしますよね。
怒鳴りたくなりますよね。
もしかしたら、泣きたくなっているかもしれません。
しかし。
イライラするのも怒鳴るのも、ましてや泣くのも、親も子どももいい気分じゃありませんね。

そこで、今回は激怒しそうなことを子どもがしたときに知っておきたいポイントを書いてみたいと思います。

①子どもの行動は、子どもなりに理由がある。
親はパッと見て理解できないような、親からしたら迷惑な行動であったとしても、子どもからしたらちゃんと理由があって行動していることも多いです。
しかも、知的好奇心から出ていることも多く、頭ごなしに叱りつけて押さえ込んでしまうと、もしかしたら子どものせっかくの才能の芽を摘み取ることになりかねないのかもしれません。
たとえば、少し前までよくやっていた我が家の息子のやめてほしい行動の1つに、意味なく蛇口をひねって水を流し続けるというのがありました。
ザ・迷惑行動!もったいないし、やめてくれ。
でも、子どもからしたら、悪気があってやっているわけではなく、なんでここをひねると水が出るの?おもしろい。出したい。おそらくそんな気持ちですよね。
蛇口から水が出るという現象に対して、新鮮な感動があったり、その仕組みに興味を持ったり、息子にとっては大切な学びになっているのかもしれません。
叱るというやり方で阻害しない方がいいことかもしれません。
だからこそ、まずは頭ごなしに叱りつけず、なんでそういうことをしようと思ったかを聴いてみることをおすすめします。
聴けば聴くほど、子どもには子どもなりの理由があることに気づきます。(これが結構おもしろい)
そして、命にかかわるような危険な行動でないなら、できるだけ子どもの自由にさせてやったらいいと思いますが、やはりそれでもやめてほしい行動であれば、叱りつけるのではなく、穏やかに言い聞かせたり、他のもっとおもしろそうなことに意識を向けさせた方がよいと思います。

②子どものとんでもない行動をおもしろがる
例えば、今回の我が家のケース。
普段は怒ってしまうことも少なくないのですが(汗)、今回はあまりにもトンデモだったので思わず笑ってしまい、かつニュース風にして↑さらに残業中の夫にラインしちゃいました。

すると・・・

いつも笑顔で、近所の人にも大きな声で挨拶ができるいい子と評判でした。
それがまさかこんなことをするなんて。想像できませんでした・・・。
〇さん33歳へのインタビューでした。

というコメントが夫から返ってきて、さらに笑ってしまいました。
こんな風にだれかとおもしろく話せるネタにできれば、少し気持ちも楽になるかなと思います。

まぁ、そうは言っても、余裕がないとついついイライラしてしまうものです。怒鳴ったりしてしまうものです。

だから逆に、このポイントを知っているのに頭ごなしに叱りつけたりしてしまうというならば、まずはご自身の余裕のなさをケアしてあげるのが先かもしれませんね。