心の根っこの栽培日記

セラピールーム根っこのブログです。心理ネタを中心に、日々のあれこれを書いています。

結婚適齢期っていつのこと

こんにちは。

先日久しぶりに年下の友人と会いました。

友人は35歳の独身女性で婚活中なのですが、知り合いのおばあさんから言われた言葉に、ちょっとしょんぼりしていました。

 おばあさんは、友人に「早く結婚しないと行き遅れる。いい人は皆もう結婚しているから、残り物になってしまうよ」と言ったようです。

さらに「理想ばかり高く持っていてはダメよ。恋愛感情はホドホドにして、いい条件(要するに年収とか)の人だったら、それで決めなさい。お見合いもお世話してあげるわよ」というようなことも。

 

おばあさんは、友人のことを可愛がって面倒を見ようとしてくれている人です。

おばあさんなりに、友人の幸せを願ってのことだったのでしょう。

 でも、ちょっと傷つきますよね。

自分だって結婚願望はあるし、焦ってもいる。でも、正直お見合いは抵抗感がある。

いい条件の人と言うけれど、やっぱり自分が『この人がいい!』と思える人でないと嫌なんだ。

それは、そんなに今の自分には贅沢なことなの?自分はよっぽど理想が高いのかしら?

などと、自分が惨めなように感じてしまうかもしれません。

 

そして、このおばあさんほどでなくても、親や親せきから似たようなプレッシャーをかけられている人は結構いらっしゃるのではないでしょうか。

私も親からの『早く結婚しろしろ攻撃』に、心底うんざりしたことがあります。

それがたとえ、自分の将来を心配したり、幸せを願ってのことであるとわかっていても。

 

だから。

そんな周りからのプレッシャーで、結婚への不安にぐらぐら揺れている女性たちに、そっと言ってあげたいことがあります。

 

気にしなくていいですよ・・・。

昔とは違うんだよって、心の中であっかんべーしておいてください。

 

おばあさんの時代は、おばあさんの言うことが常識だったのかもしれません。

女性はなかなか外で働くこともできず、家を守らなければいけなかった時代。

親に自分の結婚相手を決められ、ろくに顔も見たことがない相手と結婚するのが、特段変わったことではなかった時代。

恋愛感情がなくても、夫となる人の条件次第で、自分の人生の幸不幸も決まってしまったのかもしれません。

 だから、おばあさんの考え方や価値観は、おばあさんにとっては大事なものだし、幸せになるための秘訣かもしれません。

私たちの親の世代にとっても、その時代にふさわしい結婚観や幸福になるための秘訣があったでしょう。

それは、1つの参考としてありがたく頂戴しておきましょう。

 

でもね。                                 

 それを自分にあてはめて考えなくてもいいんですよ。

 ありがたいことに、今の時代は女性にもたくさんの選択権を与えてくれているのです。

どんな人を選ぶのか、どうしたいのかは、自分で決めていいんですよ。

 そして、自分の結婚がなかなか実現しないからといって、決して自分が悪いなんて思わないでください。

この恋愛自由化の時代、ただ、自分にふさわしい縁と、まだめぐり合っていないだけなのかもしれません。

 

確かに、自分が選べる自由を持てるようになった分、相手もその自由を持ったわけです。

一種、自由競争の時代のように感じても、おかしくありません。 

でも、決して恋愛は競争ではありません。

自分は歳だからとか、こんなマイナス要素があるからと、自由競争で負け組になったように感じて、自分を卑下しないでください。

 あなたは人と比べることなく、自分の人生をただ楽しんで味わっていれば大丈夫です。

ふさわしい相手とめぐり合ったとき、自分にふさわしい相手はこの人だと、お互いが気づくことになるでしょう。

 

確かに、完璧な相手は求めないでください。

あなたが完璧でないように、この世に完璧な人間は存在しません。

でもお互いが、育てたり、育てられたりすることができれば、自分にとって完璧なパートナーは自然と手に入ります。

お互いが成長していくのは、恋愛の醍醐味でもありますからね。

 

必要なのは、自分の魅力を表現すること、相手を大切にすること、この2つで恋愛の芽は育ち、花開きます。

それが難しく感じるなら、それはあなたが自分を責めるところではなく、素敵な恋愛をするために、今学びを必要としているだけのことです。

かく言う私も、いわゆる晩婚でした。そして夫は10歳年下。うまくいくのか不安はありましたが、でも『大好きな人』と結婚できました。

 どうか、適齢期を過ぎたから、なんて惨めに感じないでくださいね。

 私は思うんです。

適齢期なんてあってないようなもの。

自分がパートナーと結婚したいと思えた時が、自分の適齢期だって。

 だから。

あなたがもし、まだ自分にふさわしいパートナーとめぐり合っていないなら、あなたの適齢期はこれからですよ。