私はＯＫじゃない。あなたもＯＫじゃない。でも、それでＯＫなの。

『私はＯＫじゃない　あなたもＯＫじゃない　でも、それでＯＫなの』

　　　―エリザベス・キューブラー＝ロス（精神科医）

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 私の大好きな言葉です。

この一言で、ホッと肩の力が抜けたのを覚えています。

みんなOKになりたくて一生懸命がんばっていますよね。
でも、完璧にはなれなくて自己嫌悪の繰り返しという人も多いことでしょう。

そんなあなたは、たまには、あ、私いま完璧主義になって疲れてないかなって考えてみてください。

そもそも、完璧主義な人って自覚がないことが多いんです。完璧主義さんは、ちゃんとできない自分、中途半端なことばかりやってる自分は、完璧主義なんかではない！と思っている人が多いんです。

例えば「片づけられない人」。

今日こそは片付けよう！とぐちゃぐちゃの部屋を見て思うんですが、いざやり始めようとすると・・・。

この書類の山はちゃんと分類しなきゃだめなの。でも、この書類とこの書類は仕分けするのがややこしいの。うーんうーん。また今度。・・・これ捨てたいけど思い出が詰まってるの。そうそう、写真に撮ってから捨てよう。じゃ、まず写真の整理から。あ、アルバム買いに行かなきゃ。とりあえずまた今度。・・・借りてた本出てきちゃったし、まず返してから…もう無理。今日はここまででや～めた。とさじを投げてしまう結果になるのです。

や～めた、じゃないよ～！

せめて座るスペースくらいは、あけようよ。とりあえず本も本棚にしまおうよ～。返す時にまた本棚から取ったらいいだけじゃん。とはならないんです。

だって、完璧にしたいんだモン。

と、完璧を目指してしまうことで、逆に何もしなくなるのが、完璧主義さんのパターンです。

しかも完璧主義さんは、いつまでたっても片づけられない自分に、あ～私って掃除もろくにできないだらしない人間なのよ。と自己嫌悪します。

完璧主義と自己嫌悪というのは、セットで存在すると言っても過言ではありません。

そして自己嫌悪すると、このままではダメだ、完璧にならなくては！とさらなる悪循環に陥ってしまいます。

そのせいで、もっと愛されたいからと無理なダイエットに走ったり、自分の不完全さを指摘されることを怖れて仕事で力を抜くことができなくなったりします。

でも、おわかりですよね。完璧にはなれないんです。一時的に完璧だと思っても、それは次の瞬間には崩れ去る砂の城のようなもの。

だから完璧を目指すのは、自分の首を絞めているようなものです。

まずは、完璧でない自分を許してあげて下さい。

人は皆完璧にはなれないんです。私も、あなたも。

だからこそ、自分のミスも人のミスも許し合えるのです。

失敗してもいいんです。一生懸命やって失敗したのなら、そんなことぐらいであなたの価値は損なわれません。

それでも、自分にＯＫを出せない時は、どうぞ1人でがんばらないでくださいね。
よかったら、お話聴かせてください。