心の根っこの栽培日記

セラピールーム根っこのブログです。心理ネタを中心に、日々のあれこれを書いています。

別れられない恋愛は・・・

前回、今すぐ解決できない問題は保留もありですよ、とお伝えしました。

root-of-heart.hatenablog.com

そして、こういった今すぐ答えを出せない問題の代表として、別れられない恋愛ってありますよね。

頭では別れた方がいいと思っても、別れられない恋愛。
これは苦しいですね。

例えば、彼が結婚している。
例えば、彼がダメンズ

友達からも「そんな男別れなよ」と言われる。

でも、なんとか彼に「別れよう」と言えたとしても、なぜかすぐに「やり直そう」と自分から連絡を取ってしまう。
そんな自分が、嫌になる。

相手のことがまだ好きだから?
それすら、もうわからない。
情が移ってるだけかもしれないのに・・・。

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そんな時、ちょっと自分の心と向き合ってみてくださいね。

彼と別れたら、どうなると思っていますか?
彼のいない人生は、どんなイメージですか?

頭では、苦しい恋だ、別れた方が楽になる。
そう思っていても、心では、彼と別れたらもう誰ともつきあえないかもしれない。
自分にもっと幸せな恋愛ができるとは思えない。
淋しい。淋しい。淋しい。
ということで、いっぱいになっていたりします。

彼とおつきあいを続けていてもつらい。
でも、彼と別れても苦しい。
どちらに行ってもネガティブに感じられるなら、どちらの決断もできないのは当然かもしれません。

しかして、立ち往生の状態が続くのもしんどいものです。

そんなときは、彼と別れるかどうか、彼が変わってくれたら・・・など、『彼』はおいておいて、自分が幸せになるために必要な力をつけていきませんか。

それは、彼と別れてもきっとまた素晴らしい恋ができるという自信かもしれません。
彼とつきあい続けても、自分がご機嫌でいられる強さかもしれません。
淋しがり屋な自分を癒して、自分からどんどん人とつながり、人生を謳歌するしなやかさかもしれません。

その力を身につけた時、あなたは、頭と心がちゃんと一致した、本当に自分にとってベストな決断をすることができるようになるでしょう。

よかったらカウンセリングもご利用くださいね。
あなたが、幸せな選択をしていくお手伝いをいたします。

どうしても解決できない問題は

どうしても答えが出ない悩みや、どうしても選べない選択肢。どう打開していいかわからない問題を抱えているとき。

『今』は結果を出さなくていいのかもしれません。事態を保留にしてもいいと思いますよ。なんでもかんでも向き合わなくていいのです。
その『時』がきたら、自ずと答えは見えてくることもあるものです。

それよりも、『たった今』できることに力を注ぐ。

例えば、今の仕事が自分に合っているのかわからず悶々としているなら、趣味の活動にエネルギーを注ぐ。それがいつの間にか仕事になっているかもしれません。

がんばっても消耗するだけの時や、どうにかしたくても身動きでいないような時は、まずは自分を労ってあげてくださいね。
そして自分がイキイキと輝けることを探したり、大事にする時期にしてみてはいかがでしょうか。

執着を手放すタイミング

こんにちは。
京都(の田舎の方)は、7月に入って連日雨模様です。
雨の日は体もなんとなくだるいし、あまり得意ではありませんが、最近雨の意外な効用を発見しました。

それは・・・雑草が抜きやすい!!雨が上がった後に、ふだんなら中々引っこ抜けない頑固な雑草が、ズボボボボと気持ちよく根っこから抜けるのです♪

我が家の家庭菜園では、畝を耕すとか苗を植え付けるとか主要な仕事はほとんど夫が担っており、私はだいたい何をしているか・・・雑草抜いてます!
実は、近所のママ友宅の庭で世間話しながらも、ママ友んちの雑草を抜く程、雑草抜くのが大好きな私。
ズボズボ抜けるとごきげんザマス~♪

しかし雑草といえど、中には、まるで木の根っこのように太く地中にがっちりと根をはっているものもあります。
そんな時、これって何かに似ているぞ~と、ふとカウンセラーモードに。

あ!執着だ~!
・・・皆が一度は苦しめられるのではないかというツワモノ、執着。

たとえば、うまくいっていない恋愛に執着して、いつまでも別れられないとか、傷つけられた傷みに執着して、いつまでも相手を恨み続けるなど、執着は、とても辛い感情です。
持ち続けてもしんどさが増すだけとわかっていても、自分でも途方に暮れるほど手放すことができません。

それでも執着を手放そうと思う時とは、どんな時なんでしょうね。
私はカウンセリングの中で、手放すタイミングというのは、それぞれ皆さん持っておられるものなんだなぁと感じることが多々あります。
たとえば、私の場合であれば、昔のうまくいかない恋愛を手放したタイミングは、自分ばかりが悪いわけではないと気づいた時や、この人を幸せにするのは私では無理だと心底思った時だったかなと思います。
タイミングというのは、人それぞれ、あるいはケースバイケースで違うかと思いますが、今思うと、きっと土が柔らかくなってきていたんだな~と思います。

雨が降って、土が柔らかくなるのと同じように。
泣いて怒って、悩んで考えて、色々やって落ち込んで。それらは、心の雨なのかもしれません。あるいは、心の土を柔らかくするための、耕すという作業なのかもしれません。
この作業は、なかなかしんどくて辛いことが多いです。逆に、変に余裕があると、ズルズルと手放せない状態が続いてしまうのかもしれません。
でも、この作業をちゃんとした後、心の土は柔らかくなっているようですよ^^

私、この恋愛のためにベストを尽くしたわ。もう、これで終わりにする。
私、こんなつらい感情ばかりを感じて生きていくのは、もう本当にこりごりだわ。

そんな風に思えるようになるぐらい、心の土が柔らかくなってきたら。
しぶとい根っこもエイッと引き抜くタイミングです。
それは、「もういい、これで終わりにしよう」と手放すことを決めることです。
勇気と決断力が必要です。

手放した後、何もなくなるわけではありませんからね。
空いたスペースは、未来への幸せの種を蒔く場所になります。
泣いて怒って苦しんだあなたは、その学びをもって次に何の種を蒔きたいですか?
その柔らかくなった土(心)には、きっと美しい花が咲きますよ。

じゃがいもから人生を思う

最近、我が家はじゃがいもを収穫しました。
大きいものから小さいものまで、丸っこいものから細長いものまで。
じゃがいもって、どれ一つとして同じ形はないんですよね。
同じ種イモからできた同じ品種のじゃがいもだけど、大きさも形も様々。
きゅうりもトマトもそうですよね。
あまりにも当たり前といえば当たり前だけど、自然界の中で生きているものは、どれ一つ同じ形ではありません。 

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最初から『違い』を持って誕生した私たちのはず。
ついつい人との違いを感じて不安になったり、人と同じようにしなければと思いがちですが、本当は、誰かと一緒になんて、ならなくてもいいんです。
私たちは、大量生産の人形ではありませんからね。

人と違うから悩んだり苦しんだりすることもあるけれど、違うからこそ自分であるとも思います。
違いを受け入れた時に、自分の人生はまた少し楽になるのかもしれませんね。

 じゃがいもから人生を思ったお話でした。

自分を好きになるにはどうすればいいの③

こんにちは。
『自分を好きになるには』シリーズ最終回です。

(1)自分を知る

(2)自分を受け入れる
と来て、今回は
(3)行動する
でございます。

はてさて、どんな行動をするのか。

それは、自分の思いや考えに基づいた行動をすることです。自分の価値観を基準に行動しようと心がけてください。
自分の価値観の洗い出しは、(1)自分を知る の質問を参考にしてもらうといいですよ☆

そして、やりたいと思ったことをやってください。自分の中で「正しい」と思えることを選択してください。
(もちろん、完璧でなくていいのですよ。できる範囲でOKです)。

これは、自分自身に対して自分が誠実な態度でいられるということにつながります。
自分に誠実でいられたということは、自分を大切に扱ったということです。

だって、自分の大切な人に対しては、できるだけ誠実な態度でいようとしますよね。
相手が傷つくような嘘を吐いたり、雑な扱いをしたりしませんよね。

そして、自分が行動するということは、自分の人生に自分が責任を持つということに通じるんですね。行動した以上、その結果は自分が責任を取らなければいけませんからね。人のせいにできません。行動したのは、自分ですから。
そうして行動と責任を繰り返していくと、自分は『力』があるんだ、という自覚ができるようになります。
自分の人生を自分で築いていく力。これが自分に対する自信。この世界でなんとかやっていく自信なんです。

自分に対して誠実な態度でいられることと、自信をつけていくこと。
自分を好きになる上では、必須です。
簡単なところからで結構ですから、行動していってみてください。

例えば、カフェのお会計で、店員さんに「このランチおいしかったです!ごちそうさまでした」(例えばですよ☆)って伝えてみてください。
これでも、普段自分から人に話しかけたりしない人にとっては、ちょっと勇気がいりますよね。
でも、本当においしいと思ったものを「おいしい」と伝えるだけで、店員さんは、きっと笑顔になるでしょう。それは決して商売上の営業スマイルではなくて、心からの笑顔です。
それがあなたの影響力です。あなたの些細な行動で人を笑顔にすることはできますし、自分の気持ちを伝えることもできるんです。

だからこそ、(1)自分を知る でいったように、何をどう感じどう考えるかという自分の価値観を知ることは、とても大切になってきます。

今回、お伝えさせていただいた、(1)自分を知る (2)自分を受け入れる (3)行動する は、繰り返し継続していくことが必要ですし、勇気も根気もいります。
でも、自分を好きになるのに、必要不可欠な要素かつ確実なアプローチですから、ぜひ取り組んでみてほしいと思います。
もし、難しいな、自分一人でやろうと思ってもうまくできないな、と思われた時には、無理をせず、頼ってみてくださいね。
お役に立てれば幸いです。

自分を好きになるにはどうすればいいの②

こんにちは。
この『自分を好きになるには』シリーズですが、目次的には

(1)自分を知る
(2)自分を受け入れる
(3)行動する

となっていますよ~。

前回は、(1)まず自分を知ること というお話をしました。

そこで、5つの質問をしてみましたが、いかがでしたか。
実は、この5つの質問、自分を知るための選りすぐりの質問なんです。
どういうことかというと・・・

①あなたは、どんな時に喜びを感じますか? ・・・自分のプラスの感情や『好き』なことを知る。
②あなたが、我慢していることはなんですか?・・・自分のマイナスの感情や『嫌い』なことを知る。
③あなたが、自分の人生で大切にしているポリシーはなんですか?・・・自分の価値観や考え方を知る。
④あなたは、休日何をするのに一番時間を費やしていますか?・・・自分の行動を知る。
⑤あなたが、もし今1000万円を手にしたら、一体何に使いますか?(貯金は不可)・・・自分の要求を知る。
というように使えるんですね。

ですから、ぜひこの質問をもとに、自分の世界に興味を持ってみてくださいね。

それでは、今日は、自分を好きになるためのアプローチ2ステップ目をご紹介します。

自分を受け入れること

自分を知ろうとしていくと、長所や短所、色々な自分が見えてきます。
できるだけ、そのままの自分を受け入れてあげようと、意識してみてください。
人は、短所も長所もどちらも合わせ持った存在です。
長所だけの人間なんていませんし、完璧にもなれません。
いや、むしろ欠点だらけ・間違いだらけの生き物といってもいいかもしれませんね。
それを責めたり嫌っていたりしたら、自分のことを否定したり、攻撃したりし続ける人生となってしまいます。それは辛いですね。
なので、できるだけ自分のいろんな部分を受け入れようとしてみてくださいね。

でも。
言うは易く、行うは難し。
自分の短所をそう簡単に受け入れられるなら、誰も苦労はしませんよね。この世から自己嫌悪という言葉はなくなってしまうでしょう。

そんな時は、心の中にいる“自分を責めている自分”を優しくなでてあげてください。
こういうイメージの中で動いたり話したりすることをイメージワークといいますが、私のカウンセリングの中では割と頻繁に出てくる手法です。

責めている自分は、どんな顔をしていますか。
怒っている顔? それとも泣き顔?
そんなところもイメージしてみてくださいね。

そして、できれば口に出して、この言葉を言ってみてほしいんです。

「私には○○という短所があるよね。でも、そのことで私の価値をすべて否定しなくてもいいんだよ」。

どんな気分になりましたか?
自分で受け入れらない短所にばかり集中していた意識が、少し“ホッ”としませんか?
その少し“ホッ”とした感覚を覚えていってくださいね。

自分を好きになるにはどうすればいいの①

私は、カウンセリングやブログの中で『幸せな恋愛をするために必要なものは、自分を好きになること、自分を肯定できるようになることですよ~』と言うことが多々あります。

たとえば、自分のことを好きになれず否定的に感じる人は、せっかく大好きな彼と付き合えるようになっても、彼が自分を愛してくれることを信じられず、いつか彼は自分の元を去って行くのではないかと不安で、彼の女友達に強い嫉妬を感じたり危機感を募らせたりして、結果二人の間で不穏なケンカが増えるということがあります。
これって、もとは自分が自分を好きになれない、という問題から生じているんですよね。

そこで今回からはシリーズで、自分を好きになるためにはどうすればいいのということを考えてみたいと思います。

とはいうものの、自分を好きになれない理由というのは人それぞれで、それこそ過去の大失恋が影響していることもあれば、親に否定的に育てられたからといったことがあったり、様々な要因が複雑に絡み合っていたりするので、このブログでは、私の考える自分でできて効果的なアプローチをご紹介しますね!

自分を知ること

やはり、まずは自分を知ること、だと思います。

よいところも悪いところも。
好きなことも嫌いなことも。
どういったことを楽しいと感じ、どういったことを不愉快だと感じるのか。自分は何に影響を受けて、どんな考え方・価値観を持っているのか。
とにかく自分を知ることです。
「自分は・・・」という書き出しで、どんどんノートに書いていくのもオススメです。

誰か人を好きになるときって、その人のことを知ってから好きになりますよね。
この人はこんな男らしいところがあるんだなとか、苦労してここまでがんばってきたなんて好感を持てるなとか。
自分に対しても同じことが言えるんですよね。
まず、自分を好きになるためのスタートラインは、自分を知ることです。
自分を知ることで、やっと自分の好きな部分を見つけることもできるし、逆に嫌いな部分があっても、さらにその嫌いな部分を持つに至った自分なりの歴史まで目を向けることで、自分を許したり、人を許したりすることもできるようになったりします。
だから自分を知る過程で、こんな自分が嫌なのよ!というところが見つかったら、そこで自分を責めるのはやめてください。(ここらへんのことについては、次回に詳しく書きますね)

今あらためて自分について考えてみて、自分のことがちっともよくわからないと思われていませんか。
「好きの反対は嫌いではない。無関心である」とはよく言われますよね。
「人は『バカ野郎』と言われるよりも無視される方が辛い」とも。
自分に置き換えて考えてみた時、そんな風に自分を無視してきたことはありませんか? 
自分の価値観さえ、ろくに知ろうとしてこなかったことはありませんか。
それは、自分のことを嫌うよりもひどく扱ってきたということかもしれませんよ。
今日から、自分をもう少し大事に扱ってあげましょうね。

でも今、自分のことがわからない!と頭を抱えている方は、次の5つの質問に答えてみてくださいね。自分を知るための手助けになるかなと思います。
(ここでパッと思い浮かばなくてもがっかりしないでくださいね。自分の中でじっくりあたためてみてください)

①あなたは、どんな時に喜びを感じますか?
②あなたが、我慢していることはなんですか?
③あなたが、自分の人生で大切にしているポリシーはなんですか?
④あなたは、休日何をするのに一番時間を費やしていますか?
⑤あなたが、もし今1000万円を手にしたら、一体何に使いますか?(貯金は不可)

それでは、今日はここまで。
また次回、お楽しみに!