心の根っこの栽培日記

セラピールーム根っこのブログです。心理ネタを中心に、日々のあれこれを書いています。

執着を手放すタイミング

こんにちは。
京都(の田舎の方)は、7月に入って連日雨模様です。
雨の日は体もなんとなくだるいし、あまり得意ではありませんが、最近雨の意外な効用を発見しました。

それは・・・雑草が抜きやすい!!雨が上がった後に、ふだんなら中々引っこ抜けない頑固な雑草が、ズボボボボと気持ちよく根っこから抜けるのです♪

我が家の家庭菜園では、畝を耕すとか苗を植え付けるとか主要な仕事はほとんど夫が担っており、私はだいたい何をしているか・・・雑草抜いてます!
実は、近所のママ友宅の庭で世間話しながらも、ママ友んちの雑草を抜く程、雑草抜くのが大好きな私。
ズボズボ抜けるとごきげんザマス~♪

しかし雑草といえど、中には、まるで木の根っこのように太く地中にがっちりと根をはっているものもあります。
そんな時、これって何かに似ているぞ~と、ふとカウンセラーモードに。

あ!執着だ~!
・・・皆が一度は苦しめられるのではないかというツワモノ、執着。

たとえば、うまくいっていない恋愛に執着して、いつまでも別れられないとか、傷つけられた傷みに執着して、いつまでも相手を恨み続けるなど、執着は、とても辛い感情です。
持ち続けてもしんどさが増すだけとわかっていても、自分でも途方に暮れるほど手放すことができません。

それでも執着を手放そうと思う時とは、どんな時なんでしょうね。
私はカウンセリングの中で、手放すタイミングというのは、それぞれ皆さん持っておられるものなんだなぁと感じることが多々あります。
たとえば、私の場合であれば、昔のうまくいかない恋愛を手放したタイミングは、自分ばかりが悪いわけではないと気づいた時や、この人を幸せにするのは私では無理だと心底思った時だったかなと思います。
タイミングというのは、人それぞれ、あるいはケースバイケースで違うかと思いますが、今思うと、きっと土が柔らかくなってきていたんだな~と思います。

雨が降って、土が柔らかくなるのと同じように。
泣いて怒って、悩んで考えて、色々やって落ち込んで。それらは、心の雨なのかもしれません。あるいは、心の土を柔らかくするための、耕すという作業なのかもしれません。
この作業は、なかなかしんどくて辛いことが多いです。逆に、変に余裕があると、ズルズルと手放せない状態が続いてしまうのかもしれません。
でも、この作業をちゃんとした後、心の土は柔らかくなっているようですよ^^

私、この恋愛のためにベストを尽くしたわ。もう、これで終わりにする。
私、こんなつらい感情ばかりを感じて生きていくのは、もう本当にこりごりだわ。

そんな風に思えるようになるぐらい、心の土が柔らかくなってきたら。
しぶとい根っこもエイッと引き抜くタイミングです。
それは、「もういい、これで終わりにしよう」と手放すことを決めることです。
勇気と決断力が必要です。

手放した後、何もなくなるわけではありませんからね。
空いたスペースは、未来への幸せの種を蒔く場所になります。
泣いて怒って苦しんだあなたは、その学びをもって次に何の種を蒔きたいですか?
その柔らかくなった土(心)には、きっと美しい花が咲きますよ。