人のためにがんばって、疲れてしまったら
人の役に立ちたい人が、人のためにがんばって、精神的に疲労してしまうことがあります。
お医者さんの話? 弁護士さんの話?
いえいえ、そこら中に溢れている話。
例えば、お客様に喜んでもらうために奔走している営業マン。例えば、職場の雰囲気をよくしようと気を遣ってるOLさん。家族のためにがんばるパパもママも。誰かのためにがんばっている人はみんな当てはまります。
そんな誰かのために役に立ちたい人が疲れてしまう理由のナンバーワンは、これ。
がんばっても、その誰かが笑顔になってくれない。
この状況は、疲れてしまいますよね。
『誰か』のためにがんばるのは、その『誰か』ありきになってしまうので、相手が喜んでくれたり、認めてくれたり、幸せそうにしてくれない限り、なかなか報われないんです。
優しい人が陥りやすい穴です。
そして、報われない思いや役に立ちたいのに役に立っていないという思い込みを抱えたままだと、エネルギーチャージができないので、消耗し続けます。
しまいには、せっかくの誰かの役に立ちたいという思い自体が続かなくなって、消えてしまいかねません。
そう。エネルギーチャージが必要なんです。
この場合のエネルギーチャージは、相手がどうこうではなくて『自分』が自分を認めてあげることです。
相手が喜んでくれたとかいう『結果』ではなく、自分の『努力』や『気持ち』やここまでの『経過』を認めてあげるんです。
そんなこと言ったって。だって。でも。結果が出なければ意味がない。
なんて言わないで。
人の気持ちは数字じゃないから。
どうやったら成功とか何ができなければ失敗とか、そんな審査や基準もないから。
あなたの誰かのためを思う気持ちは、それだけで素晴らしいです。
そして目に見えなくても、あなたががんばったことは無かったことにはなりませんよ。必ず次につながっています。
ちゃんと役に立っていますよ。
また誰かのためにがんばれるように、自分のがんばってきた努力を労ってあげてくださいね。